【トヨタF1】2009年F1世界選手権　今週末 オーストラリアGPで開幕

2009年F1世界選手権　今週末 オーストラリアGPで開幕

2009年3月23日（月）（メルボルン発）

日時 ： 3月29日（日）午後3時（日本時間）
第1戦　（全17戦）
開催地 ： アルバートパークサーキット、メルボルン
距離 ： 5.303km　（58周）
最速ラップタイム ：　1分24秒125　（2004）
歴史 ： オーストラリアでのF1世界選手権は1985年、アデレード市街地コースで 開かれ、1996年に開催地がメルボルンに移った。今年はオーストラリアGP25周年を迎え、メルボルンでの開催は14回目になる。

パナソニック・トヨタ・レーシングはメルボルン市内アルバートパークの市街地コースで行われる今季の開幕戦、オーストラリアGPに向け、準備を続けている。新型車TF109は1月19日に始まり延べ21日間に渡った公式テスト期間と、今月初めにバルセロナで行ったオーストラリアGPに向けた空力パッケージの4日間のテストで、約1万キロメートルを走り込んだ。テストの結果はとても良く、チームは自信を持って、ドイツから1万6千キロメートル離れたオーストラリアへ向かった。ヤルノ・トゥルーリは、1997年アルバートパークでF1デビュー、ティモ・グロックはトヨタでの初レースと思い出の地でのオーストラリアGPだが、今年に期待がかかる

ヤルノ・トゥルーリ 　：　カーナンバー9
「メルボルンはいいところで、オーストラリアGPはいつも楽しみにしている。レースをするからこそのF1ドライバーで、シーズンが始まり、競い合えることを嬉しく思う。シーズンに向け、やる気であふれているし、今年はチャンスだと思う。今年のTF109はこれまでで一番良い仕上がりになっている。安定していて、自信を持って]運転できる。テストだけで多くのことを判断するのは難しいが、とにかく、TF109はかなり速いと思う。昨季は、表彰台に上り、常に上位6位に入るなど、チームが大きく飛躍した年だった。昨年よりさらにいい成績を残したい。経験もあるし、長い時間をかけTF109に取り組んできた。準備は万全。いつでも行ける。」

ティモ・グロック 　：　カーナンバー10
「規定変更があった今年は、チームがトップを争うチャンス。初戦が待ち遠しい。他のチームが何をテストしたのか分からないので、予想をするのは難しいが、私たちのプログラムと結果はよかった。テストはうまく行き、新型車の印象はいい。去年より、チームのことが分かっているので、2年目の始まりは昨年とはまた違い、強い気持ちで戦える。昨年は、セットアップの方向性を見極めるのに、少しかかったが、今年はそれほど問題ではない。オーストラリアは好きな場所のひとつ。メルボルンでの開幕戦が楽しみ。」

ジョン・ハウエット 　：　TMG社長
「今季はチームにとって重要で、目標を高く掲げた。それは優勝。テストがよかったので、狙えると思う。過去に表彰台に立った経験があるオーストラリアでは、今週末の表彰台にも、うちのドライバーがいてほしい。F1に参戦して以来8年間、いろいろ学んできた。初優勝に向け、無駄をなくし、経験を積み、準備してきた。ドライバーは大切な財産。ベテランのヤルノは信じられないくらい速く、若いティモは昨年、あふれる才能の片りんを見せつけた。今季はチームにとって大きな年で、絶対に勝ちたい。」